研究内容

本能行動と睡眠覚醒調節の神経機構

摂食行動・睡眠覚醒・性行動などの本能行動の多くは視床下部のペプチド含有神経によって調節されている。我々は視床下部のペプチド含有神経を研究対象として遺伝子工学、 組織化学、電気生理学、行動薬理学、光遺伝学を組み合わせた多角的解析によって本能行動を調節する神経回路網の同定とその動作原理の解明を行っている。
1) オレキシン神経細胞を中心とした睡眠覚醒調節機構の解明:  視床下部のオレキシンを産生している神経細胞は、睡眠覚醒調節において重要な役割を担っている。 スライスパッチクランプを用いたオレキシン神経細胞からの記録によって、入力神経と応答様式について明らかにして、睡眠覚醒調節に関わる神経回路を同定している。 また、光遺伝学を用いてオレキシン神経活動を制御したときの睡眠覚醒状態変化を調べることによって神経回路の動作原理について明らかにしている。

感性の神経機構(山下貴之)独自ページ(英語)

私たちのグループは、動物の感性(sentience)がどのように形成され、またどのように変化していくのかという問いをテーマとし、多角的に研究を進めています。 覚醒動物を用いた最先端の脳生理学的計測技術を軸として、当研究室のウィルス工学・光遺伝学技術との融合に力を入れています。現在は、個別テーマとして、 以下に挙げる点に特に注目しております。

  1. 大脳皮質一次感覚野の情報処理メカニズムとその学習による変化
  2. 本能行動の中枢である視床下部と報酬系の中枢である腹側被蓋野との相互作用
  3. 覚醒動物脳深部からの細胞種特異的パッチクランプ法の確立
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