各機器名をクリックすると詳しい機器の内容についての説明ページに移動します。
表中の記号について | :所内の方のみ利用可能な機器 |
:すべての方が利用可能な機器 |
南館 共焦点顕微鏡観察室 共焦点レーザー顕微鏡 LSM710 (カールツァイス) 南館 101実験室 クリオスタット HM500-OC (ミクローム) ミクロトーム RM 2155 (ライカ) 包埋センター (サクラファインティック) 南館 105室 自動パラフィン包埋機 VIP5プレミア(サクラファインテック) 南館 超微細構造観察室 透過型電子顕微鏡 JEM1210 (日本電子) |
本館 105室 フローサイトメーター Cytomics FC500 (ベックマン・コールター) リアルタイムPCR Rotor-Gene Q (キアゲン) 本館 106実験室 バーチャルスライドスキャナー NanoZoomer (浜松ホトニクス) ルミノイメージアナライザー LAS 1000 (富士フィルム) フロア型超遠心機 Optima L-80XP(ベックマン・コールター) 本館 107実験室 セルソーター FACSArialll (ベクトン・ディッキンソン) |
特別実験棟 環境ストレスシミュレーション装置 (エスペック) 小動物用コンパクトMRIシステム (DSファーマ バイオメディカル) CLAMS代謝量測定装置 (バイオリサーチセンター) |
ご不明な点は、共通機器支援室 までお問い合わせください。
共焦点レーザー走査顕微鏡は、細胞や組織における分子・タンパクの局在や動態を蛍光物質で可視化して観察する顕微鏡装置です。レーザー光によって励起された蛍光シグナルを焦点面のみで検出する(光学切片)ため、解像度の高い画像を取得できます。さらに、このような光学切片画像(断層画像)を連続して取得し3D構築することで、三次元構造の解析ができます。また、透過光像(微分干渉画像)と重ね合わせると、検出した分子の細胞・組織内のより正確な局在を知ることができます。
Zeiss LSM 710はスペクトル検出型の共焦点レーザー走査顕微鏡装置です。試料からの蛍光波長の情報を取得して、任意の波長に分光できます。このため、近接した蛍光も容易に分離できることから、多様な蛍光試薬を使用して研究することが可能となりました。さらに、試料の持つ自家蛍光も排除できます。
LSM 710には、4種類のレーザー(Blue Diodeレーザー: 405nm, Arレーザー: 458/488/514nm, DPSSレーザー: 561nm, HeNeレーザー: 633nm)が搭載されており、倒立型の蛍光顕微鏡が設置されています。従って、検出できる波長領域は広がり、培養用シャーレやマルチプレートを用いた培養細胞の観察が可能です。
スライドガラスを高速でスキャンし、高解像度なデジタルデータに変換する装置です。厚みのあるサンプルは、フォーカス方向へのZ-stack(多層取り込み)により、フォーカスを変えながら観察することもできます。
また、蛍光標識したサンプルもバーチャルスライドとして退色を気にすることなく観察可能です。
また、本機は以下の3種類のフィルターキューブを揃えています。
- B励起フィルタ:FITC-3540B-OMF
- G励起フィルタ:TXRED-4040B-OMF
- トリプルミラーフィルタ:DA/FI/TX-B-OMF
セルソーター(自動細胞解析分離分取システム)は、蛍光抗体で染色した細胞の表面抗原量及び生物学的特性を解析し、特定の細胞を分取する装置です。本機は、これまでの高速ソーティングの機能に加え、シグナルを効率よく検出できるシステムを採用しており、多彩なマルチカラー解析が可能です。
現在、搭載しているレーザーは488nm半導体レーザーと、633nm He-Ne レーザーです。更に、自動細胞捕集装置により、目的の細胞を各種プレートに自動分種することも可能です。
気象環境変化を人工的に作成し、実験動物をさまざまな環境ストレスに長短時間に解析できるシステムです。
装置構成は、試験室、温室度制御装置、圧力・換気制御機器機械室、計器類をまとめた操作動力盤、監視用PCおよび装備品にて構成されています。
試験室本体は、動物飼育室と動物実験室の2チャンバー方式になっています。
操作は、独立した操作動力盤上にて集中して行うことが可能です。また、試験室内の圧力、換気および温湿度は、プログラムコントローラによって自動制御され、照明は調光装置によって調節が行えます。
これらにより、日常の気象環境変化で起こりうる環境を再現し、さらに高精度にコントロールできるシステムです。
また、本装置は人間及び動物が入室することを前提として設計されており、安全対策は十分考慮されています。
実験用小動物(主としてラット及びマウス用)のMRIとして開発された、永久磁石を用いたコンパクトなMRI装置です。永久磁石を使用していながら、ラットやマウスの内部を観察するのに必要な1~2T(テラ)の磁場強度を有しています。
附属の実験小動物用麻酔装置で麻酔して測定します。
小動物総合モニタリングシステム(CLAMS)は、マウスを飼育しながら数々のパラメータを同時に連続してモニターします。
CLAMS の中核となるのは呼吸代謝モニターのOxymaxです。Oxymaxは開放系カロリーメータで、コロンバス社が新たに開発したバスシステムを使ってデータを総合的に管理します。Oxymaxをプラットフォームとして飼育動物の運動量、摂食、摂水、採尿などの測定データを統括的に記録します。
各サブシステムには専用のオプションが揃っており、非侵襲的に様々な生理学的、行動薬理学的なパラメータを24時間自動的に連続してモニターします。
〒464-8601
名古屋市千種区不老町
名古屋大学環境医学研究所1階